
お菓子作りの初心者が、簡単だと思って最初に挑戦することが多いのが、クッキーではないでしょうか。
しかし、簡単だと思って作り始めたはずなのに、ゆるく水っぽくてまとまらなかったり、逆に、ボロボロと粉っぽくてまとまらなかったり、生地がうまく作れない!!そんな困ったことが起きるケースもあります。
そこで今回は、クッキー生地作りを失敗しないためのポイントをご紹介します。
目次
クッキー生地がゆるくてまとまらない原因と対処法

まずは、クッキー生地が、ゆるく水っぽくてまとまらないケースをご紹介します。
卵の量が多い
卵の大きさは色々あるので、分量通りの個数を使っても、生地が水っぽくなってしまった!そんなこともあります。
薄力粉を少し足して混ぜたり、冷蔵庫で寝かせたりすることで、生地がまとまりやすくなります。
薄力粉の量、寝かせる時間を所定の量や時間から変える場合は、生地の固まり具合をよく見て、調整してくださいね。
バターの温度が間違っている
バターは常温のものを使用するとうまくまとまります。けれど、通常は冷蔵庫で保存しているため、取り出したときは冷たく硬い状態です。
早く作り始めようと思って、レンジで温めて熱々に溶けた状態のバターにしてしまうと、生地はやわらかくなってしまいます。
レンジを使用する場合は、低温で時間を短めに調整して、様子を見ましょう。
冷蔵庫で寝かせる時間が短い
作りたての生地は、水分が粉類になじみきっていないため、少しゆるい状態です。
冷蔵庫で冷やすと、油分が固まり、生地がまとまりやすくなります。
生地がやわらかくなってしまう大きな原因は水分(卵)の量と、生地の温度です。
生地の温度は、室温や手の温度によっても変わるので、同じ分量でも仕上がりに、ばらつきが出ます。
冷蔵庫で冷やすことで生地は固まりますので、もし固まりにくかったら冷やす時間を伸ばしてみてください。
どうしてもゆるくて型抜きができない場合は、ラップで包んで筒状にして、冷凍庫で固めてから包丁でカットしたり、ゆるい生地をビニール袋に入れて先を切り、絞りだす方法もあります。
クッキー生地が粉っぽくてまとまらない時の原因と対処法

次に、先ほどとは逆でクッキー生地が、ボロボロと粉っぽくてまとまらないケースをご紹介します。
材料を混ぜる順番が間違っている
基本的な混ぜる順番は、バター→グラニュー糖→卵→薄力粉の順です。
もし順番を間違えて生地がボロボロとまとまらなかった場合は、冷蔵庫で寝かせると生地が馴染むので、まずは寝かせてください。
その後、状態を見ながら、生地を揉んで混ぜ合わせると、生地がまとまっていきます。
分量を間違えている
薄力粉が多すぎたり、卵が少なすぎる場合もボソボソとして、粉っぽくなります。
その場合は、牛乳を少しずつ加えて硬さを調節してください。
慌てて牛乳を多く入れてしまうと、逆に水っぽくなってしまうので、ゆっくり混ぜながら様子を見てくださいね。
寝かせる時間が長過ぎる
寝かせる時間が長すぎると、水分が抜けて乾燥し、まとまりにくくなります。
また、ラップでしっかり密閉できていない場合も、水分が抜けてしまうため、まとまりにくくなります。
そのため、ラップでしっかり包みことがポイント。また、出し忘れないように時間も確認しましょう!
材料を代用している
グラニュー糖の代わりに上白糖を使ったり、無塩バターの代わりに液体状の油を使用すると、まとまりにくくなります。
グラニュー糖を細かくした粉糖にすると、さらに馴染みやすくなります。
材料の代用に関しては、クッキーづくりに慣れてきたら、それぞれの材料の特徴を知っておくと、お好みの味や食感に仕上げることも可能です♪
- 上白糖を精製したもので、上白糖より粒子が細かい
- 溶けやすくダマになりにくい
- クセのない甘み
- クッキーなら、ザックリとした食感
- グラニュー糖を細かく粉状にしたもの
- 非常に溶けやすい
- クッキーなら、きめ細かく、ほろりと崩れるようなサクサクとした食感
- コクのある強い甘みが特徴
- 焼き色がつきやすいため、クッキーに使う場合は焦げないよう注意が必要
ぜひ参考にしてみてくださいね。
まとめ

初心者のクッキー作りの基本は、材料、分量、順番、時間、レシピ通りに作ることです。
簡単な工程なので、つい自己流にしてしまいがちなのですが、それがうまく生地がまとまらない失敗の原因となります。
まずは、レシピ通りに作りましょう。
何回も作るうちに、上手に作るコツが掴めてきます。慣れてから少しずつアレンジして、オリジナルのクッキーレシピを見つけていくことをおすすめします!
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