今年の猛暑で、毎日汗だく、それなのに私の手足はいつも冷たい。そんな悩みを抱えた女性はとても多いと思います。
その冷えを改善させるのに外せないキーワードに「のぼせ」があるのを知っていますか?
「冷え」と」のぼせ」、まるで正反対に思えるキーワードを知って、今日からあなたも冷えない体を目指しましょう。
目次
夏の冷え・のぼせの症状・原因とは
女性で冷えを自覚している人はとても多いですよね。
冷えにも種類があり、末端冷え性、内臓型冷え症など何種類もありますが、「冷えのぼせ」という冷え症を知っていますか。
冷えのぼせは、冷え症の中でも重度な症状にあたり、20代の若い女性から50代60代の女性まで、幅広い年齢層の人が悩んでいるんです。
「のぼせ」と聞くと更年期障害をイメージしたり、若い人はプレ更年期かと思う人も多いと思いますが、冷えのぼせの原因は、自律神経の乱れなんです。
夏、外は暑く室内はクーラーで冷えている、とても気温差の大きい環境で過ごす事が多いですよね。
冷えは血流を悪くし、リンパの流れも滞ります。それによって水分代謝がうまくいかず、浮腫みに繋がります。
体は水分を代謝させようと、手足の体温を下げるので「いつも手足が冷たいわ」と冷えを自覚するのですが、だんだん水分の代謝異常が続くと胸から上は熱くて汗だくなのに手足は冷たいという状態にまでなってしまいます。
体は体温を一定にしようと必死になってしまうので、自律神経のバランスが崩れてしまうんですね。
放置すると危険な冷えのぼせ
冷えのぼせをそのままにしておくと、血流が悪いため、肌に吹き出物が出来たり、生理痛がひどくなる、頭痛や不眠、イライラしたり不安感に襲われたりと様々な症状に悩まされます。
自律神経の乱れは、交感神経・副交感神経が上手く働かなることから、最悪の場合うつ病に発展する場合もあります。
冷えや自律神経、睡眠にうつ、全てが密接に関係しているので、自覚がある人は絶対に放置せず、生活の中での少しの工夫で改善していきましょうね。
毎日の生活の中でチョイ足しできる改善方法
冷えとのぼせ、それぞれに対しての対策も大切ですが、自律神経を整えることがとても大切になってきます。特別な道具を使わずに、ちょっと気にかける程度でできることをいくつかご紹介しますね。
首の後ろを温める

少し前に大相撲の親方が、いつもマフラーをしていて「マフィアみたいだ」と話題になりましたね。
自律神経の調子が悪く冷やさないためとご本人がお話しされていましたが、まさにその通り。
首の後ろを温めるのは自律神経を整えるのにとっても大切なことなんです。
自分で首の後ろを触ってみて「冷たい」と感じる人は、マフラーやストールを巻いたり、シャワーを首の後ろに少し長めに当ててみたりして温める事を意識してみてください。
また、手首足首を温める事で、全身の冷えの解消にも繋がります。
リラックスして、副交感神経を優位に
副交感神経リラックスしたときに働く神経です。それがが優位になるように心がけましょう。
たとえば、ぬるめのお湯にゆっくり浸かったり、軽めの運動をしたりして、意識して心も体もリラックスさせましょう。
また眠る時も、スマホを触ったりせず、頭と心を空っぽにして呼吸に意識を向けて、ゆっくり呼吸するこを心がけましょう。
食事も、暑いからと言って冷たいものばかりでなく、体を温める食材を積極的に取り入れてバランス良く摂ることが大切です。
漢方薬を試してみる
「冷えのぼせ」には漢方薬も有効です。
ドラッグストアなどに行ってみると、冷えに効くもの、のぼせに効くものと、たくさん種類があります。
薬剤師などに相談の上、自分にぴったりなものを選び、試してみましょう。
ほてりのとり方・温め方
冷えのぼせの人は、「冷え」と「のぼせ」が混在していて、「ここは温めたいけど、ここのほてりはとりたい」と、複雑になっています。
間違った場所を冷やしたり温めたりするのは逆効果です。
ポイントを押さえて、正しいケアをしていきましょう。
・温めたい時は、お腹、腰、首の後ろや足首を温める
それらの部分は、絶対に冷やさず、服装は体温調整しやすいコーディネートを考える
・のぼせやすいので、長時間お風呂に入るのは避ける
冷えは万病の元!体質改善で快適な毎日を

●冷えのぼせの原因 …自律神経の乱れ
●放置するとると危険、最悪うつになる場合も
●改善方法 …首の後ろを温める、リラックスをする、漢方薬を試す
●ほてりのとり方、温め方のポ イントを押さえ、実践する
毎日の生活習慣を少し見直すだけでも、冷えは改善していきます。
体温が1℃下がると免疫力は30%、基礎代謝は20%下がるとも言われています。
大きく生活習慣を変えることは、大変で長続きしないものですが、ほんの少しの工夫で冷えものぼせも改善していきます。
冷えのぼせを上手に改善して、健康で快適な毎日を送りましょう。
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