
初夏に旬を迎えるびわ。
スーパーでも買うことができます。
私のご近所さんにも庭にびわの木を植えていて、たくさんの黄色い実をつけています。
びわは中に大きな種があり、種の周りには肉厚の黄色い果肉がついており、とっても甘い食べ物です。
種が大きく食べるところが少ないので、ついついたくさん食べちゃうことありませんか。
実は、びわの食べ過ぎには注意が必要なんです。
びわには、下痢や腹痛になる可能性があります。
どうしてでしょうか。
今回はびわを食べ過ぎると下痢や腹痛になる原因についてお話します。
目次
びわを食べ過ぎると下痢や腹痛になる原因とは?

びわの下痢や腹痛の原因は「アミグダリン」という成分です。
アミグダリンは杏、梅、桃、などのバラ科の果実の種に多い成分です。
びわはこのバラ科に属しています。
アミグダリン自他には毒性はありません。
ですが、体内で分解されるときに青酸を発生します。
そうして中毒症状が起きてしまいます。
このアミグダリンはびわの場合、種の「仁(じん)」という部分に多く含まれているようです。
しかし、熟した果肉は安全に食べることができ、これらの症状が起きるリスクは低いということです。
これは農林水産省が報告しています。
といことは、未熟な果肉を食べること、種ごと食べること、びわの種を食べる、種の粉末を食べることは注意が必要ということです。
それ以外にもびわは水分量がとても多く、びわに含まれている水分は88.6%です。
この水分量はスイカなどと同じレベルの水分量です。
食べ過ぎると水分を過剰に摂取するとなります。
過剰に水分を摂取すると消化不良を起こすので、下痢の原因となります。
過剰に水分を摂取するということは胃腸を冷やしてしまうということです。
簡単にいうとお腹が冷えてしまうということです。
びわを食べるなら一日何個までが適量?

びわを食べ過ぎると下痢や腹痛になる可能性があるということがわかりました。
では、びわの食べ過ぎというのはどの程度をいうのでしょうか?
1日の果物の摂取量を知っていますか?
「200g」とされています。
びわは3個で約100gとされていますので、1日に6個以上食べたら「食べ過ぎ」となります。
私もびわが大好きですが、1日に6個以上食べたことはないので、なかなかの数ではないかと思いますが、覚えておきましょう。
びわを食べるとこんな効果も?!

食べ過ぎると下痢や腹痛になっってしまう可能性がありますが、適量を食べると色んな効果が期待される果物です。
風邪予防
昔からびわは風邪に良いと言われていますね。
それはちゃんとした理由があるんです。
びわの中には「βカロテン」というものが含まれています。
βカロテンは体の中でビタミンAになります。
ビタミンAは免疫機能を正常に維持してくれます。
また、喉を守ってくれる働きもあるので、風邪で喉の痛みがあるときはびわを食べると効果的です。
がん予防
びわの中には「ポリフェノール」が含まれています。
ポリフェノールである「クロロゲン酸」には活性酸素を抑える効果があります。
これは、ウィルスにも効果的と言われています。
疲労回復
びわの中には「クエン酸」には疲労を回復する効果があります。
さらに食欲増進効果もありますので、風邪以外にも疲れているときに摂りたいですね。
美肌効果
さきほども、びわの中には「βカロテン」が含まれていると紹介しました。
このβカロテンには抗酸化作用もあるんです。
抗酸化作用はメラニンの生成を抑制しシミを予防します。
また、皮膚を正常に保つ効果もあります。
さらに、「ビタミンC」も含まれています。
ビタミンCはコラーゲンを助ける効果があるので保湿効果も期待できるんです。
女性にはうれしいですよね。
まとめ

いかがでしたか。
びわは昔から「一家に一本びわの木があれば医者いらず」と言われてきました。
そんな言葉があるほど、びわは健康に効果のある果物です。
さらに女性にうれしい美肌効果も期待ができます。
しかし、食べ過ぎると健康に害を及ぼす危険があります。
これはびわに限ったことではありません。
どんな食べ物も食べ過ぎはよくありません。
適量を美味しく食べることが一番のおすすめです。
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