マーガリンは体に悪い?外国では禁止?理由を知り正しく選ぼう

マーガリンを塗ったトーストにサラダ、目玉焼き、牛乳で迎える朝。
忙しい朝に手軽に食べられる「パン」を選ぶママは多いんじゃないでしょうか。

家族の健康管理をしているママはパパや子供に栄養がきちんととれるように献立をいつも考えています。
朝に手軽に食べられるパンは忙しいママの救世主です。

できるだけ体に良いものを食べてもらいたい。
そう思って作る朝食は、愛情がたっぷり詰まっています。

もしそんな朝食に体に悪いものが入っていたら……子供にはあまり食べさせたくないですよね。

家族には健康を考えた体に良いものを食べてもらいたいけど、家計のことも考えなければなりません。
健康管理をしているママは家庭の経済管理もしています。

バターは高いからマーガリンを使って節約をしたりしています。

でも、日本人にお馴染みのマーガリン、使用が規制されている国もあります。
その理由は「トランス脂肪酸」です。

ここでは、日本の家庭でよく見かけるマーガリンに含まれる「トランス脂肪酸」について、ママに知っておいてほしいことと、マーガリンを使う場合の選び方をご紹介します。

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マーガリンに含まれるトランス脂肪酸とは?

マーガリンはバターの代用品として誕生したものです。
そのマーガリンには「トランス脂肪酸」が含まれています。
一体、どういうものなんでしょうか?

トランス脂肪酸とは

マーガリンに含まれているトランス脂肪酸は、人工的に作られた安い油のことで、心臓疾患や狭心症、現代病の1因である可能性が指摘されています

アメリカでは食品中に含まれる量を義務付け、量の規制をされていましたが、2018年6月をもって食品への添加を禁止することになりました

では、バターとマーガリンはどう違うのでしょうか?

バターとマーガリンの違い
  • バター
    乳脂肪分が原料
    牛乳からクリームを分離し、さらに攪拌して乳脂肪を凝縮して作られたもの
  • マーガリン
    植物油が原料
    植物油に発酵乳、ビタミンA、乳化剤などを加えて作る

マーガリンは、サラダ油を固形にしたものだと考えれば分かりやすいですね。
見た目に違いはありませんが中身が大きく違います。
サラダ油をパンに塗っている光景は、ちょっと体に悪そうです。

トランス脂肪酸が含まれている食品

トランス脂肪酸が多量に含まれている食品はマーガリン、ショートニング、ファストスプレッドです。
コンビニに置いてあるパンには必ず添加されているものです。

 

参考資料:食品安全委員会

天然のものにトランス脂肪酸が全く含まれていないのかというとそんなことはありません。

牛や羊などの反芻動物のお肉には、微量のトランス脂肪酸が含まれています。
反芻動物の胃の中にいる微生物の働きでトランス脂肪酸が作られる為です。

一説には天然のトランス脂肪酸は心疾患や狭心症の一因にはならないとか。
天然か人工かで大きく変わりそうです。

トランス脂肪酸の摂取上限は2mg

 

アメリカで禁止されたトランス脂肪酸が日本で禁止されない理由は、アメリカ人に比べてトランス脂肪酸の摂取量が少なく、健康に害を及ぼさないと考えられている為です。

マーガリン100gに含まれているトランス脂肪酸量は平均7gです。

食パンに10g(1食)に塗ったとして0.07gのトランス脂肪酸を摂ることになります。
1日の上限の2mgのトランス脂肪酸を食べようと思ったらマーガリンを1日28.6g食べる必要があります。

つまり、1日29枚の食パンを食べると上限2gに達します。
食パン1枚に0.1gのトランス脂肪酸が含まれていた場合は、23枚の食パンを食べると上限に達します。

日本人でマーガリンを塗ったパンをそれだけ摂っている人はいないでしょう。

1箱300g入りのマーガリンを、10日間~2週間で食べきる家庭が注意対象になります

料理によくマーガリンを使う家庭や3食をパン食にしている家庭、脂質中心の食事をしている家庭以外は、そこまで神経質にならなくてもいいようです。

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選ぶなら低トランス脂肪酸マーガリン

少量であれば気にしなくても良いと言われても、食べるプラスチックとまで言われているトランス脂肪酸、できれば子供には食べさせたくない!というママは多いと思います。

かと言って、育ち盛りの子どもがいる場合、バターに変えてしまうのも、経済的に厳しい…と躊躇されているかもしれません。

そんなママにおすすめの低トランス脂肪酸マーガリンを集めてみました。

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  • 小岩井 マーガリン ヘルシータイプ
    熟成チーズと芳醇ヨーグルトを使用した香りの良い低トランス脂肪酸マーガリンです。

 

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まとめ

マーガリンは体に悪いのか?まとめ

  • マーガリンが体に悪いと言われる理由は、トランス脂肪酸が含まれているから。
  • トランス脂肪酸は心臓疾患や狭心症の原因になり、禁止食品になっている国もある。
  • トランス脂肪酸は色んな食品に含まれているが、マーガリン、ファストスプレッド、ショートニングに一番多く含まれている。
  • 日本で禁止食品にならないのは理由は、日本人のトランス脂肪酸の摂取量が少ないから。
  • 気になるなら低トランス脂肪酸のマーガリンを選んでみて。

多忙なママの味方、マーガリン。
少しだけ選ぶ時に注意することで、子供たちにも安心して食べさせられそうですね。
明日も美味しい朝食を!

この記事を書いたのは

千葉県在住、パン大好きライターGさん

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