
岡田准一さんと宮崎あおいさんの新居が完成したと話題です。
報道によると、5億円以上の豪邸だとか!
しかも、ただの豪邸ではなく、大の建築マニアな岡田准一のこだわりがつめこまれた豪邸なんだそうです。
あまりにこだわり過ぎて、新居の完成が7か月も遅れてしまったそうです・・・
今回、そんな岡田准一・宮崎あおい夫妻の新居の豪邸を設計した人って誰なんだろう?と思って調べてみたら、有名建築家・隈研吾さんの弟子、中村拓志さんであることがわかりました。

そこで、中村拓志さんについて、経歴や作品画像などをご紹介したいと思います!
岡田准一・宮崎あおいの新居を設計した建築家・中村拓志について
まず、中村拓志さんのプロフィールをご紹介します。
- 名前:中村拓志(なかむらひろし)
- 生年月日:1974年2月12日(45歳)
- 出身地:東京都
- 学歴:明治大学大学院理工学研究科博士前期課程修了
- 職業:建築家
- 所属:(株)NAP建築設計事務所
学生時代から多くのコンペ入賞歴があるという中村拓志さん。
大学院時代には、あの黒川紀章さんが審査委員長を務める第24回日新工業建築設計競技にて2等をとったそうです。
また、建築学生・設計大賞’97「装飾された家」で大賞受賞。
審査委員の中に、後に師事することとなる隈研吾さんがいたそうです。
学生時代に建築家としての才能を超有名建築の黒川紀章さんや隈研吾さんに見出されていたという時点ですごさがわかりますね!
そして、明治大学大学院修了後、25歳の時に(株)隈研吾建築都市設計事務所入所しました。
隈研吾建築都市設計事務所では、設計主任を歴任したそうです。
そして、28歳の時に独立、(株)NAP建築設計事務所設立しています。
大学卒業してすぐ有名建築家の元で修業し、3年で独立・・・まだ20代ですね、かなりやり手なのではないかと想像できます!
次に、中村拓志さんの受賞歴を見てみましょう。
受賞歴- 2004年 日本商環境設計家協会JCD賞2004 準大賞(Lanvin Boutique Ginza)(30歳)
- 2006年 日本商環境設計家協会JCD賞2006 大賞(Edge Lotus)(32歳)
- 2008年 GOOD DESIGN AWARD 2008金賞(Dancing trees,Singing birds)(34歳)
- 2008年 日本建築家協会賞 2010年 – 第26回新建築賞(36歳)
- 2011年 第22回JIA新人賞(37歳)
- 2012年 AR + D Awards for Emerging Architecture 2012, First Prize (UK)(38歳)
- 2012年 JIA環境建築賞 最優秀賞(38歳)
- 2013年 日本商環境設計家協会JCD賞2013大賞(東急プラザ)(39歳)
- 2014年 日本商環境設計家協会JCD賞2014大賞(リボンチャペル)(40歳)
- 2015年 JIA優秀建築賞(41歳) 2015年 – LEAF AWARDS 2015 Overall Winner(41歳)
- 2016年 WAN Sustainable Building Award 2016 Winner(42歳)
- 2016年 JCD Design Wawrd 2016 金賞・銀賞(42歳)
- 2016年 日事連建築賞(42歳)
- 2016年 第57回BCS賞(42歳)
- 2016年 ARCASIA建築賞 ビルディング・オブ・ザ・イヤー(42歳)
- 2017年 日事連建築賞(43歳)
- 2017年 World Architecture Festival 2017, House – Completed Buildings(43歳)
2011年に入ってからは毎年のように受賞されていますね。
受賞歴からもすごさが伝わります!
ちょっと一般人にはなじみがないので、どのくらい立派な賞なのか説明ができませんが、 JCD(日本商環境設計家協会)大賞を三度受賞したのは、過去に例がないんだそうです。
ここまで調べていて、ふと思い浮かべたのが『情熱汰陸』に出てそう・・・
と思ったら、やっぱり出ていらっしゃいました!
2007年4月放送の分です。
また、NHK『トップランナー』にも。
私はいつか自分の家が欲しい、建てるなら大手ハウスメーカーではなくて建築家さんにお願いして、オリジナルのものがいいという夢があります。
で、前々から、いろいろな建築家の情報がわかるASJ(Architect Studio Japan)に登録し、いろいろな作品を見させてもらったりしているんですが、中村拓志さん、ASJで特集されてました!
「自然と対話して・・・」って素敵ですね。
紹介されている作品もめちゃくちゃいい!
作品も素敵なんですが、中村さん自身も素敵でかっこいいなぁとほれぼれしてしまいました。

岡田准一が新居の設計を依頼した建築家・中村拓志の作品について
次に、中村拓志さんの作品を見てみましょう。
まずは、さきほどのASJ動画でも紹介されていた、2007年東京都目黒区の集合住宅「Dancing Trees, Singing Birds」です。
今回の課題さ、木に当たらないような設計したければ中村拓志さんの「Dancing trees, Singing birds」とか参考になるし、ランダムに配置されたものがうむ休憩スペースとしてなら中村拓志さんの「東急プラザ」が参考になると思うんだよね! pic.twitter.com/h0llUvWYY0
— タヌマ ゲン (@tanumatanuki) 2017年11月16日
素敵ですよねー!
おいくら万円するんでしょ?と思ったら、見つけました↓
Dancing trees,Singing birdsの家賃1LDKで46万とか32万とかだった
ひえー pic.twitter.com/9RVlGWFr58— いとうじょんきち (@ituurio) 2014年7月27日
さすが、人気の目黒、一流建築家価格ですね。

次、行ってみましょう!
2012年東急プラザ表参道原宿です。
今まで、ファサードを眺めただけだったけど始めて東急プラザ(中村拓志)に入ってみた
ファサードに敷き詰められてる六角形と屋上手前のバルコニーの木々が屋上庭園を予感させる装置の役割
こうやって魅力的な屋上までどうやって人を引き込むかという仕掛けは重要 pic.twitter.com/bhUx9RGjNl— 中西 勇登 (@hn0910passo) 2019年3月13日
かっこいいですね。
自分はあまり三角形、五角形、六角形といった四角以外の多角形を用いて空間を構成するということはやらないが、もしやるのであればこれを目指して徹底したいと思うし、しないとすごく残念な空間しか生まれないと思う
それだけ多角形で幾何学的に空間を構成するって難しいことだと思う pic.twitter.com/kRBmb7Mxam— 中西 勇登 (@hn0910passo) 2019年3月13日
木もあり、ライトアップも柔らかくて素敵で、都心とは思えない空間ですね。
中村拓志さんの東急プラザ表参道。入口のミラーは日中よりも夜の方がより「吸い込まれる感」がでて、そして綺麗。素敵な屋上庭園でお客さんを呼び込んで、降りる過程でショッピングにもっていくシャワー効果でお金を生む。お金の流れも大好きな建築。 pic.twitter.com/4K7r1XSvYF
— 田中 友貴(タナカユウキ) (@y_tanakarchi) 2016年9月25日
こちらからはまた違う印象!
このミラーのところは、乃木坂48のPV撮影にも使われたとか。
ぜひ、東京に行く機会があれば行ってみたいです!
次に、2014年広島県尾道市「Ribbon Chapel]です。
広島県尾道市の瀬戸内海を望む小高い丘の上にある礼拝堂【リボンチャペル】単独では不安定な螺旋構造を二つ結びつけることで、互いに支えあい自立するようにつくられています。
スパイラルを描きながら一つになる構造は、新郎新婦ひとつとなる結婚までの道のりを象徴しています。設計:中村拓志 pic.twitter.com/ZJys9Ls1GG— * あ ぶ * (@abu55) 2019年2月12日
インスタで中村拓志さんを調べていたら、よく出てきたのがこちら。
映えますね。
この前は海になっているようです。
斬新なデザインだけど、曲線が柔らかく、自然とも調和していますよね。
こんなところで結婚式挙げられたら最高だろうなぁと妄想を膨らませてしまいました。
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次に、2014年埼玉県「狭山の森 礼拝堂」です。
五十嵐太郎さんの批評、嬉しいです”@ArchReview: Sayama Forest Chapel celebrate man’s relationship to nature https://t.co/9zDrnUOt82… pic.twitter.com/gw9k7v0LK3“
— Hiroshi Nakamura&NAP (@naparchitects) 2015年11月28日
先ほどの「リボンチャペル」とはまた印象が違いますね。
森の中に静かにキリッと立っている感じ。
合掌造りなんだそうです。
静かな気持ちでお祈りができそうですね。
狭山湖畔霊園の休憩所は墓地の休憩所にはもったいないと思う pic.twitter.com/YHchryIGVa
— hana (@hana61865807) 2019年3月21日
中は、木材がやわらかくて落ち着いていて素敵ですね。
その他、カフェや住宅など、ため息がでるほど素敵な建築ばかりでした。
岡田准一さんが依頼したくなる理由がよくわかりました。
中村拓志さん設計の岡田准一さんの新居はどんな豪邸?
そんな若手人気建築家の中村拓志さんは、2015年10月、岡田准一さんのラジオ「Growing Road」にゲスト出演されています。
2人の出会いについて、岡田さんは、中村さんの作品を一目見て「光と風を知り尽くした建築家で大好きになった」と語られています。
新居を建てるなら、中村さんに!と長年思われていたんでしょうね。
どんな豪邸か気になりますね!
さすがに、豪邸の写真は探しても出てきませんでしたが、場所は特定されているようですね。
世田谷区岡本3丁目。
— ゴン(GON)★☆★今日の勝ち負けを報告するツイートpart乙★☆★ (@gon____gon) 2017年8月6日
そんなに簡単にばれるものなのか?と思いましたが、豪邸があまりにも普通じゃなさすぎて・・・
これはバレるなと納得しました。
- 敷地面積はおよそ200坪。
- 土地価格だけで3億円。
- 建坪100坪以上といわれる地下1階、地上2階建て
- 樹齢数百年クラスの木材がふんだんに使われた純和風の木造建築
- 戦国時代の武家屋敷のよう
完成後の外観について、もう少し詳しい記事がありました。
大豪邸がズラリと並ぶ住宅街の中でも岡田邸は異彩を放っていた。
特徴的なのは屋根の意匠。
目視できるだけで20本以上の大木が土台に使われており、まるで神社のよう。
2階の外壁はグレーの土壁で、これだけで十分に重厚感がある。
1階部分の高い黒塀は表面が、鉄柵を格子のように編み込んだようにデザインされていた。
武家屋敷というより、砦のような印象もあるが、よく見ると下の方からツタが絡まっている。
近い将来、この黒い壁が緑で覆われることになりそうだ。やがて、敷地全体がツタの緑と屋根の木と外壁の土色で覆われ、全く違う装いになるのかもしれない。
敷地は、南西側に向けて緩やかな傾斜のある高台になっていて、敷地横の公道からも見事な夕焼けが一望できた。
敷地の半分を締めているといわれる庭の部分からは、遠方に富士山と夕焼けがセットになって一望できそうだ。
引用:日刊ゲンダイ
どんな豪邸なのかがんばって想像力働かせてみましたが、ちょっと凡人にはわかりませんでした・・・
きっと見たこともないような邸宅なんでしょうね!
有名人夫妻なので、きっと外からは見えないようになっているんでしょうが、中村さんは”光と風の匠”ですから、中はたっぷりの光が差して、心地よい風が感じられる空間なんだろうなぁと思いました。
まとめ
岡田准一・宮崎あおい夫妻の新居の大豪邸を設計した建築家・中村拓志さんについてご紹介しました。
建築マニアの岡田准一さんの意向を取り入れながらの建築は、一流建築家の中村拓志でも大変だったかもしれませんね。
でも、きっと妥協しない姿勢で、納得の作品ができあがったのではないでしょうか。
自身の作品として紹介されることは残念ながらないでしょうが、いつか内装も見てみたいですね。
岡田さんがいい年になった頃に、「建物探訪」みたいな番組やってくれて、自宅紹介とかやってほしいなぁと思いました。
もちろん、一建築ファンとしての願いです(笑)