妊婦の風邪「葛根湯」の服用は大丈夫?妊娠中の風邪予防対策も

妊婦・風邪・葛根湯

妊娠中に風邪をひいてしまったら、どうしたらいいのか悩んだことありませんか?

市販の薬はNGだけど、漢方薬の「葛根湯」なら大丈夫なの?
赤ちゃんへの影響は?
どれくらいの症状で病院を受診すればいいの?

赤ちゃんがおなかにいると思うと、やはり疑問や心配事がどんどん出てきてしまいますよね。

そんな妊婦さんのために、妊娠中の漢方薬の「葛根湯」の服用の安全性と、試してほしい風邪予防対策をご紹介します。 

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葛根湯とは?

「葛根湯」は、第2種類医薬品で、医師の診断がなくても購入できる医薬品です。
漢方薬なので、服用しても眠くならない利点があります。 

妊婦さん・授乳中ママの服用は?

添付説明書には

妊娠中の投与に関する安全性は確立していない
妊婦または妊娠している可能性のある婦人は、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること

と書いてあります。 

安全性について

妊娠・妊産婦の薬の使用は、

薬剤師や医師の指導はよいが、一般の人が自己判断するには難しい。
専門家に相談しましょう。

と促しています。

説明書にはっきりと、安全性は確立していない、また、薬の使用は自己判断してはいけない、と書かれているわけですから、飲まないことをおすすめします

妊娠中に風邪をひいた場合は、かかりつけの医師に相談して、症状に合った薬を処方してもらうことが賢明です。

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妊娠中の風邪予防対策

妊婦・風邪・葛根湯

風邪にかからないのが、母体にとっても胎児にとっても一番良いことですが、そのためにはどのような予防策があるでしょうか? 

手洗い

ウイルスは、手から口に運ばれ感染しますので、手洗いは最も効果がある予防対策です。
妊娠中に限らず、手洗いは大切です。

手洗いの部首と順序
  1. 手のひらと手のひら
  2. 手の甲と手のひら
  3. 指の間
  4. 親指
  5. 指先と手のひら
  6. 両手首

最後に流水でよくすすぎます。
除菌シートの携帯は、色々な場面で役立つので、携帯しておくと便利です。

マスク

家庭や職場、通勤など人との接触は避けられません。
我が身の安全防御のためにも、外出時はマスクを使用しましょう。
長時間の使用になるので、耳が痛くならないマスクがおすすめです。

うがい薬

うがい薬も、「薬」となっていますが、胎児に影響はないのか気になりますよね。
うがい薬の使用は、飲むわけではないので、胎児に影響はないようです

そうは言われても、心配な方は、緑茶や食塩水を使用してみるのも良いですね。

緑茶・食塩水うがいの効果
  • 緑茶…緑茶に含まれる、カテキンは殺菌作用があります。
  • 食塩水…殺菌効果とのどの炎症を抑える効果があります。

やはり「手洗い・マスク・うがい」は基本ですね!

加湿をする

部屋が乾燥していると、風邪の菌が増殖してしまいます。
加湿器などの使用で、適度な保湿をしましょう。
鼻やのどを潤してくれます。 

体を温める食材を摂る

妊婦・風邪・葛根湯

体を温めてくれる食材で風邪の予防をしましょう。

体を温める食べ物
    

  • 根菜類…生姜・大根・ごぼう・にんじん・カブなどの
  • 寒い土地でとれる果物…りんご・サクランボ・ぶどうなど
  • 黒っぽい食べ物…黒砂糖・紅茶・黒豆・ひじきなど
  • 暖色系の食べ物…海老・紅じゃけ・赤身の肉など
  • チーズや卵など

目覚めに、コップ一杯の湯さましを飲むと、体が温まり、朝の行動が軽くなるのでおすすめです。

体を冷やす食べ物
 

  • 土の上で育つ葉物…きゅうり・トマト・なすなど
  • 暖かい土地で育った物…バナナ・コーヒーなど
  • 冷たい牛乳やパン
  • 生野菜・清涼飲料水・添加物など

休息・睡眠

寝不足や疲労を重ねると、免疫力が低下して、風邪をひきやすくなります。
体を冷やさない工夫も大切です。
特に、首・足首・手首を温めると体の熱の循環が保てます。
体の体温を保つことで、免疫力を高めましょう。 

また、温かい食べ物をとると、体が温まり、眠気を誘います。
このタイミングで寝ると、ぐっすり眠れます。
質の良い睡眠は、体力の回復と爽やかな目覚めを運んできます。

妊娠中に風邪にかかった場合

妊娠期間は長いものです。
どんなに、風邪の予防をしていも、風邪をひいてしまうことがあります。

しかし、病院に行くことによって、症状が悪化したり、また、我慢したばかりに、症状をこじらせてしまう場合もあります。
そんな時の、対処法をご紹介します。

自宅療養

少し体がだるい、微熱かな?少しのどがイガイガする等の場合・・・

対処法
  • 温かい物を食べ(飲み)、体を温めて休息・睡眠をとる。
  • 休息時には、首にはタオル、くるぶしが隠れる靴下を装着し、保温効果UPする。

次の日になっても、症状が治まらない場合は、かかりつけの産婦人科への電話相談をおすすめします。
症状に合わせて、適切な指示を仰ぎましょう。

病院

熱が高熱(38℃以上)の場合は、迷わず病院の受診を受けることをおすすめします。
事前に電話連絡をしておくと、スムーズな対応が望めます。

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まとめ

妊娠中の葛根湯の服用についてと風邪予防対策まとめ

  • 妊娠・妊産婦の「葛根湯」漢方薬の服用に、安全性は確保されていない
  • 薬の使用は医師に相談

【風邪の予防対策】

  • 手洗い・うがい・マスクは予防必須・アイテム
  • 部屋の加湿で、鼻やのどに潤い保湿予防
  • 体を温める食材で体温アップ予防
  • 休息・睡眠で体力回復

【風邪にかかった場合】

  • 自己判断せずに医師に相談

「葛根湯」は漢方薬だから大丈夫!と自己判断するのではなく、妊娠中に服用するものは、自己判断はせずにかかりつけの医師に確認することが賢明ですね。
また、妊娠中は基本の風邪予防対策を念入りに行い、なるべくストレスなく過ごせるようにしましょう。

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