
みなさん「布ナプキン」をご存知でしょうか。
文字通り、布でつくられた生理用ナプキンのことです
近年、この布ナプキンを使用する人が増えています。
私も長男出産後から愛用しています。
その種類は豊富で、サイズや形、色やデザインなど、数多くの製品が販売されています。
花柄や水玉等、ナプキンのイメージを覆す、おしゃれで可愛いものもあり、まるで下着のように、気分次第で楽しめます。
ただ、気になるのはナプキンとしての「使い心地」ですよね。
私も使用する前は、布ナプキンは洗うのが面倒そうだし、漏れてしまわないか不安…
と、どうしてもデメリット面が強い印象でした。
でも、今は「布ナプキンにしてよかった!」と心から思っています。
ここでは、実際に布ナプキンを使ってみて、その魅力を、メリットとデメリットを含めてお伝えしたいと思います。
目次
布ナプキンのメリット
痒み・かぶれが生じにくい
使い捨てナプキンを使用すると、どうしても起こりがちな痒みやかぶれ。
悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
痒みやかぶれに加え、薬でのケアや小まめなナプキンの交換等、ただでさえ憂鬱な生理がさらにストレスになってしまいます。
その点、布ナプキンは布製のため、通気性に優れムレにくく、痒みやかぶれが生じにくいというメリットがあります。
私も肌が弱く、生理中の痒みとかぶれに悩まされていました。
市販の薬も手放せませんでした。
しかし、オーガニックの布ナプキンを使い始めてからは、肌もかぶれにくくなったんです。
ほぼ下着なので、違和感もありません。
繰り返し使える
布ナプキンは、洗うことで何度でも使用することが可能です。
そのため、ゴミが出ません。
ゴミを捨てる手間が省けますし、なにより環境に優しいのです。
また、購入が減ることで、経済的にお得だと言われています。
例えば、使い捨てナプキンの単価は約20円、布ナプキンの単価は約1200円。
布ナプキンの寿命は約5年と言われています。
仮に、1日5個のナプキンを月に5日、5年間使用したとすると、使い捨てナプキンの費用は3万円なのに対し、布ナプキンでは6000円。
布ナプキンの方が、使い捨てナプキンの5分の1の費用で使用できることが分かります。
主婦にとってはありがたいことですよね。
定期的に使うもの、コスパは大切!!
同じ考え方で、私はワンデイの使い捨てコンタクトからメガネに変えました。
生理痛の緩和
これには、「本当かな?」と半信半疑でした。
まず、使い捨てナプキンには経血を凝固させるポリマーが使用されていることはご存知でしょうか。
このポリマーは冷却シートに使われるほど冷却効果があるので、経血を吸収すると冷たく感じてしまいます。
それに対し布ナプキンは、布を厚く重ねている為とてもあたたかい。
下半身が温まることで、生理痛の軽減にも繋がるという、身体に有難いメリットがあるんです。
妊活にも効果的だと言われています。
女の子をお持ちのママは、若いうちから布ナプキンに慣れさせるといいかもしれませんね。
病気の早期発見
使い捨てナプキンは、経血をすぐ吸収してくれる反面、自分の経血の量や色を確認しづらくもあります。
その点、布ナプキンは洗う時に経血量や色を確認できるので、自分の生理の特徴を把握することができます。
その結果、病気の早期発見も期待できるというわけです。
私の場合、布ナプキンを使っているうちに、経血の状態は、粘り気・独特の臭いのあるものから、サラっとして臭いがほとんどしないものに変化しました!
量が減り、生理期間が短くなる
これにもビックリです!
購入時に、そういう噂は聞いていたんですが、これまた「まさか…」と思っていました。
私は長男出産後の生理再開から使い始めたのですが、2日目まで少し多めで、3日目からはほぼナプキン替えなくてもいいくらいになりました。
というのも、トイレで出せるようになるんです!
昔の人も、そうやって生理とつき合っていたと聞いたことがあります。
おかげで、ストレスもずいぶん減りました。
「下腹部痛い、腰痛い、夜が心配、一週間憂鬱」という、生理に対する嫌なイメージもなくなりました。
今も少し腰のあたりが重くなる感じはありますが。
布ナプキンのデメリット
洗濯をする手間
やはり布ナプキンには、手洗いが必要です。
使い捨てナプキンなら捨ててしまえば終わりですが、毎日洗わなければならない手間は少し億劫に感じます。
ただ、専用の洗剤でつけ置きしておけば簡単に汚れは落ちます。
私は、「チャンバーポット」に水を入れたものをトイレにセットしておき、夜、その水をトイレに流した後、お風呂に入りながら軽く手洗いをする。
あとは洗濯機にお願いしています。
ズボラな私も、慣れれば苦ではありません。
↑もともとは、息子のトイトレのために買いました。蓋つきが便利です!
漏れる不安
これは使い捨てナプキンでも思うことですが、布ナプキンの吸収性はどの程度なのか不安になりますよね。
これに関しては、冒頭でも紹介した通り、布ナプキンの種類は豊富で、経血量に合わせナプキンの種類を使い分けたり、重ねて使うことができます。
慣れてくると排血のタイミングを察知できるようになり、経血量が落ちついてくるので、漏れる心配も軽減されます。
私も最初は家にいる時だけ1~2枚使用することから始め、外出時や多い日の夜は、使い捨てナプキン(綿)のものを使うようにしていました。
慣れてくると、使い捨てナプキンの使用量がどんどん減っていきました。
それでも、やはり多い日の外出時は、無理せず、使い捨てナプキンを併用しています。
まとめ
- かぶれにくい
- 低コスト
- 生理痛緩和
- 病気の早期発見
- 量・期間が短くなる
<デメリット>
- 洗濯する手間→専用洗剤、つけ置きで軽減できる。
- 漏れる不安→ナプキンの使用を工夫したり、排血コントロールが可能になれば、不安は解消される。
私たち女性にとって、憂鬱なイメージの生理。
そんな生理とポジティブに向き合い、手間を楽しめる感覚が、布ナプキンの魅力です。
人に優しく、地球に優しい。
みなさんもまずは1枚からでも、布ナプキンを試してみてください。
世界が変わりますよ!
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