
何かと体のトラブルが多い産後、肌荒れでお悩みではありませんか?
産後の肌荒れの主な症状は、
- 頬がガサガサ・ごわごわする
- 吹き出物ができる
- 痒みがある
- 湿疹
- かさつき・乾燥
- ニキビ
- シミ
など、さまざまです。
いつまで続くかわからない肌トラブル、待ってるだけでは不安になりますよね。
特に顔に症状が現れると、目につくし、ストレスに感じやすいと思います。
そんな産後の肌トラブル、1日でも早く解消するために、自分でできることがあります。
ここでは、産後の肌荒れの原因と自宅でできる対処法をご紹介します。
目次
産後の肌荒れの原因といつまで続く?
産後に起こる肌荒れは、女性ホルモンのバランス、睡眠不足やストレス、栄養不足が原因と言われています。
それぞれの原因ごとに、肌荒れがいつまで続くのか見てみましょう。
女性ホルモンのバランス
産後の肌荒れの最大の原因です。
- クマやくすみ・・・血行不良と新陳代謝の低下
- 肝斑やシワ・たるみ・・・エストロゲンの分泌の低下
- 顎や背中のニキビ・・・ストレスからくる男性ホルモンの増加分泌の影響
産後乱れたホルモンの分泌は、正常な状態に戻り、肌トラブルは回復に向かいます。
個人差にもよりますが、早い人で2ヶ月、遅くても1年ほどかかるようです。
あまり過敏にならず、ホルモンバランスが戻るのを待ちましょう。
生理の再開は、ホルモンバランスが整った一つの目安となります。
睡眠不足やストレス
睡眠不足とストレスも、肌荒れの原因の一つです。
産後のママは、慣れない育児のストレスと、3時間おきの授乳で、いつも睡眠不足の状態です。
睡眠不足の状態では、メラトニンの分泌が減少されます。
疲労やストレスは、免疫機能の低下をひきおこします。
顎のラインや背中にニキビがでている場合は、ストレスのサインかもしれません。
原因を見極めて、対策を取りましょう。
栄養不足
食べた食事は、血液を通して、母乳として赤ちゃんに届けられます。
そのため、母乳育児をしているママは、妊娠前よりも約300~400カロリー多く摂取する必要があると言われています。
また、育児には多くの体力を消耗します。
自分が思っている以上に、栄養が不足している可能性があります。
産後のママの体には、妊娠中よりも、疲労回復を意識した食事が必要です。
バランスのとれた食事で、肌トラブルや便秘も改善しましょう。
産後の肌荒れの対処法6選

産後の肌荒れの主な原因である、女性ホルモンのバランスは、時間とともに整うと言われていますが、その他の原因は、生活習慣の見直し等が必要です。
産後忙しいママにも簡単にできることがありますので、ご紹介します。
眠れるときに眠る
成長ホルモンが分泌されるのは、眠りに落ちてすぐの時間です。
午後10時から午前3時までの睡眠「睡眠のゴールデンタイム」と言われています。
授乳中は、まとまった睡眠をとることは難しいでしょうが、できるだけ睡眠をとる工夫をしましょう。
個人差はありますが、赤ちゃんの睡眠がまとまるのは、生後3~4ヶ月頃です。
ママの睡眠不足や、不規則な生活バランスもこのころには落ち着きます。
赤ちゃんが寝ている時は、ママも一緒に寝てしまいましょう。
ホルモンバランスの乱れを速く整えるには、睡眠をとることが必要です。
入浴でリラックスする
新陳代謝が悪くなると、はがれ落ちるはずの角質層が、肌表面に残ってしまいます。
湯船に浸かり、血液の循環を促しましょう。
入浴は、体を温めるだけではなく、心もリラックスさせてくれます。
お風呂からあがったら、シートマスクなどで保湿パックをするのもおすすめです。
紫外線対策をする
抵抗力のなくなっている肌は、外部の刺激には敏感に反応してしまいます。
紫外線対策を怠ると、シミや肝斑の原因になります。
外出時だけではなく、UVケアで紫外線予防をしましょう。
食生活を改善する

肌の健康を保つには「たんぱく質」と「ビタミン」が大切です。
バランスのとれた食事として、一汁三菜=和食です。
わかってはいても、料理にまで手が回らない、というママも多いと思います。
そんな時は、簡単で栄養満点なメニューや補助食品で補うといいでしょう。
- 炊き込みご飯
- 鍋
- 豚汁・具だくさん汁
- くだもの
- グラノーラ・シリアル
- 乳製品
ママの食事は赤ちゃんの食事でもあります。
健康のために、体の内からケアしましょう。
クレンジング・洗顔方法を見直す
肌荒れは気になるけど、スキンケアに時間をかけることが難しいこの時期。
時間と手間の効率性を求めて、クレンジングと洗顔を兼ねた、肌に刺激の少ないものに変えることも考えてみてはどうでしょうか?
- 指の腹で優しく洗いましょう。
- 33~36℃のぬるま湯で、優しく手ですすぎ洗いをします。
- タオルで軽く水分を取ります。(ゴシゴシはNG!極力、肌に刺激を与えないようにしましょう)
洗顔料は、無添加商品か、オーガニック商品など低刺激のものがおすすめです。
しっかり保湿する
入浴後の肌は拭かずに、ベビーオイルを塗るだけで、肌の乾燥が防げます。
まずは、しっかり保湿することで、肌を乾燥から守りましょう。
産後の敏感なお肌には、低刺激で保湿性の高い化粧品がおすすめです。
オールインワンの化粧品は、基礎化粧品が全て入っているので助かりますよね。
忙しいママにとって、時間短縮になります。
まとめ
【産後の肌荒れの原因】
- 最大の原因は、女性ホルモンのバランスの乱れ。ホルモンバランスが整えば肌トラブルも回復に向かう。
- その他、睡眠不足やストレス、栄養不足にも注意が必要。
【産後の肌荒れの対処法6選】
- 眠れる時に眠って、ホルモンバランスを整える
- 入浴で、心も体もリラックスさせて血液の循環を促す
- 家の中でもUVケアで紫外線予防
- 簡単で栄養のあるメニューと補助食品を活用し食事ケア
- クレンジングと洗顔の見直し、肌への刺激を少なくする
- ベビーオイルや保湿性の高い基礎化粧品で全身保湿ケア
いかがでしたか。
産後の肌荒れは、ホルモンバランスの乱れが大きな原因のため、時が経てば自然と改善されることが多いようです。
ただ、産後ママには睡眠不足やストレス、栄養不足といったその他の原因も考えられますので、生活習慣を少しずつ見直しながら自分にできるケアを取り入れ、健康な肌を取り戻しましょう。
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