
二人目を授かり、気になること。それは、出産後の生活のことですよね。
里帰りして親のお世話になれれば一番ですが、御家庭内の諸事情によっては協力を頼むことが無理な場合や、上の子の年齢によって無理な場合など、色々ありますよね。
しかし、家での療養となると家事の心配がでてきます。
動けたらあまり問題ないのでは?
上の子のお世話もあるから寝てられないわ。
退院しても頼れる人がいない。普段通りに家事をしないと…大丈夫よね?
いえいえ、無理は禁物です!まずは、からだの状態を知りましょう。
ここでは、二人目出産で里帰りできないママに、退院後の生活で気をつけることと対策をご紹介します。
目次
産後のからだの状態
出産は、交通事故にあったような衝撃と例えられるぐらい、見た目以上にダメージを受けています。
自然分娩、帝王切開どちらにしてもママのからだはボロボロです。
ママのからだの状態を知ることが必要です。
二人目だから、経産婦だからと軽く見ないでください。
まずは、ママのからだの回復が最優先です。
家事は、からだの状態に合わせて徐々に行いましょう。
睡眠不足対策
入院中は、授乳と寝る事が仕事と割り切って、ひたすら体力回復に徹しましょう。
また、退院後もできるだけからだを休めることをおすすめします。
赤ちゃんが寝ているときは、ママも一緒に寝てしまいましょう。
更年期障害の危険
昔から21日間は安静に…床上げの目安は3週間と言われている理由はなぜなのでしょうか?
産後からだは急激に子宮収縮をはじめます。
悪露による出血で貧血を起こしたり、睡眠不足など、肉体的にも精神的にも安定していない状態です。
無理をすると、年をとったときに、更年期障害を起こしてしまう危険があります。
できる限り、からだを労わりましょう。
家事はいつから可能?

退院後の家事を始める時期には、体力の回復による個人差があります。
頼れる人がいない場合、つい無理をしてしまいがちです。
しかし、ひと月の辛抱です。
手を抜けるところは手を抜きましょう。
具体策を紹介します。参考にしていただければ幸いです。
食材を冷凍保存
出産前に、食材の冷凍保存を用意しておくと便利です。
お肉や野菜はカットして、小分けに保存しておきます。
- お肉…100~150グラムをラップでくるみ冷凍保存袋へ
- 野菜…例):キャベツ一玉をカットして保存袋へ
※ 食材の下処理として、小分けして冷凍保存しておくと、料理時間の短縮になります。
食事の支度
しばらくの間は、お総菜やお弁当の宅配などを利用してはどうでしょうか?
もしも動けそうなら、簡単に調理できるものにしましょう。
ここで事前に準備していた、冷凍食材の出番となります。
- 冷凍保存してある、カット野菜や肉で炒めもの。
- カット野菜を利用して煮込み料理。
- カット野菜とウインナーでポトフ。
炒めものは数分で済みますし、煮込み料理は、お鍋に入れて火にかけるだけ!
これなら、料理にかかる手間は少量で済みます。
掃除
多少部屋の中が、乱雑になっても目をつむりましょう。
たった数週間のことです。
お風呂やトイレの掃除は、パパに協力してもらいましょう。
どうしても気になる、部屋の汚さを我慢することがストレスになる!そのような場合は、ファミリーサポートの利用はどうでしょうか?
お子さんの相手も家事全般のサポートもしてくれますよ。
洗濯
現代の洗濯機はすぐれものです。
自動洗濯&乾燥もしてくれます。
衣類をたたむだけなら、洗濯作業の軽減になります。
乾燥器がついてない場合は、コインランドリーを利用するのもおすすめです。
コインランドリーには、パパにお願いしましょう。
ついでに、上の子とのスキンシップも兼ねたお散歩もお願いしてみましょう。
入浴
上の子の入浴は?赤ちゃんの沐浴は?自分の入浴はどうすればいいの?
先輩ママの入浴の仕方で、参考になる方法がありましたのでご紹介します。
- 上の子が保育園に行っている間に、赤ちゃんの沐浴を済ませる。
- 夕方赤ちゃんが寝ている間に、上の子と自分が入浴する。
- 入浴と一緒に、上の子とのスキンシップをとる。
という工夫でした。
日中の沐浴は、風邪の防止にもなります。
ママにとっても赤ちゃんにとっても効率的ですよね。
買い物
買い物も今は便利な方法がいろいろありますので、利用するといいでしょう。
- パパにお願いする
- ネットスーパーを利用
- コープなどの宅配サービスの利用
- 夫が帰宅後、買い出しに行く
上の子へのケア

二人目の出産で、気をつけなければならないことは、上の子への接し方ですよね。
子供の性格にもよりますが、赤ちゃんにママをとられたような気持ちになって、赤ちゃん返りをする子もいます。
ママは、赤ちゃんのことも、上の子のことも気に掛けなければなりません。
では、どのようなことに気をつければよいのでしょう?
よく、お兄ちゃん、お姉ちゃんになったのだから、我慢しなさいとか、言うことを聞きなさいとか耳にしませんか?
実際、私はそうでした。
しかし、今ではとても後悔しています。
自分が子供のころ、親の笑顔は嬉しくて、怒り顔はとても怖い、悲しい気持ちになりました。
子供は親の表情や態度をよく観察しています。
親が頼りにしてくれれば、嬉しくて張り切ります。
子供にわかる言葉で、今のママが思っていることを話し、協力してもらいましょう。
進んでお手伝いしてくれますよ。
ママに「ありがとう」とか「うれしいよ、助かるわ~」なんて言われたら、きっと喜ぶはずです。
通園はどうしたらいいの?

保育園・幼稚園に通園している場合、送迎のことが気になりますよね。
パパの協力が一番に求められますが、仕事の都合上など時間的に無理な場合もありますよね。
では、どのように対応したら良いのでしょうか?
3パターンのメリットとデメリットをお知らせします。
バス送迎の利用
歩き通園の場合、一時的にバスの送迎を利用するという選択もあります。
上の子が居ない間、ママは赤ちゃんと自分のことだけに、時間を持つことができます。
上の子の年齢にもよりますが、目の離せない時期の子だと、限られた時間だけでも、ママは息抜きができます。
ママの心の安定を図ることができますよね。
ただし、バスの停車場所までは外出しなければなりません。
一時的とはいえ、生まれたての赤ちゃんを部屋に置いておくか?一緒に外出するか?の選択が求められます。
24時間保育の利用
保護者の病気や仕事など緊急に子供を預けなければならなくなった場合、対応してくれる保育所です。パパの仕事の時間に利用時間を合わせる事ができます。
ただし、子ともにとっては長時間の預かりとなるので、帰宅後のスキンシップは必須です。
利用は住んでいる地域によって異なります。
自宅保育
ママの体調が安定する1ヶ月間を目処に、お休みさせてしまう方法です。
一緒に過ごすので、時間を気にすることはありません。
また、外出する準備も手間もかかりません。
しかし、部屋の中がおもちゃで埋め尽くされることになるのは、覚悟しなくてはなりません。
一時のことです。家の中が少しぐらい、散らかっても仕方がないとあきらめましょう。
お守りのアイテム、DVDのお世話になることが増えるかもしれませんが、長い期間ではありません。
ここは、割り切りましょう。
まとめ
- 産後のママのからだの状態によって家事の工夫が必要
- ママのからだの回復が最優先!無理をすると更年期障害になる危険がある
【家事について】
- 体力の回復により個人差がある、回復の状態に合わせた工夫が必要
- 退院後は無理して動かない・宅配弁当やお総菜などを利用
- 食材を冷凍保存準備することで食事の支度時間と手間を短縮
- お風呂・トイレ・ごみ出しはパパに協力してもらいましょう
【上の子へのケアについて】
- 上の子へのスキンシップは大切、わかる言葉でお手伝いを誘導
- 通園の送迎は、負担がかからない工夫が必要
出産は経験しているとはいえ、産後の無理は禁物です。
出産後、慌てないで済むように、夫婦でしっかり話し合い、シミュレーションしておきましょう。
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